2024年4月より料金を改定しております。全ての方がよりメールカウンセリングを受けやすい料金プランとなりました。

躁うつ病(双極性障害)へのメールカウンセリング

躁うつ病へのカウンセリング
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躁うつ病(双極性障害)は、その名の通りに”躁”状態と”うつ”状態を繰り返す病状となります。躁状態とうつ状態が交代で出現したり、周期的に入れ替わったりしますので「うつが治った」と勘違いしてしまうこともあります。
年齢的には20代が多く、30代、40代と次いで多いようですが、躁状態については診断が難しいことも多く臨床上「躁うつ病なのか」あるいは「うつ病が寛解状態なのか」判断しにくくどの年齢性に多いのか分かりにくさも感じるのが正直なところです。

躁うつ病の要因について

遺伝的な要因・環境的要因の関連がありますが、環境的な要因としては、身内の死別・財産の喪失など喪失体験があります。また、過労・退職・病気といったネガティブな要因だけでなく、昇進・出産・妊娠などのポジティブな要因も引き金となる場合があるのが事実です。

躁状態の時には、気分が状況にそぐわない形で高まったり、制御できないほど興奮した喜び表現をしたり、活動の過多、睡眠の減少など見られます。躁状態は一見”明るい人”と片付けられやすいもので、その人の普段と何が違っているか、見極めていく必要があるでしょう。

うつ状態の時には、興味・喜びの喪失、活力の減退による疲労感や活動の減少、抑うつ気分がみられます。自己評価が低下して、自尊心が低下したり、将来への希望が感じられないと訴えることもあります。食欲が無いことや自殺念慮を訴えることもあるでしょう。

躁うつ病へのメールカウンセリング

メールカウンセリングにおいてどのように対応できるでしょうか。双極性障害の基本は薬物療法ではありますが、長期的に問題を捉える必要もあります。そして、きっかけとなった環境要因に対してのストレスを軽減させていく必要があります。カウンセリングはそうした長期的視野において重要な役割を担うことになることでしょう。メールカウンセリングは自分の状況について話しやすいツールとなり、安心感を得ていただきながら進めていくことが可能となります。
自分を責める気持ちも高まることが多いため、カウンセリングの中でお気持ちを話していただきながら、客観的な視点をカウンセラーと共に持っていくことは有効なストレス対策となっていくことでしょう。

なかなかこころの病に対しての周囲の理解が得られないことも多く、カウンセリングを受けることを躊躇される方もおられます。その点メールカウンセリングは誰にも知られずにカウンセリングを受けて頂けますので、安心してお申込みいただきたいと思います。

【参考文献】
(1)DSM-5精神疾患の分類と診断の手引 2020年(高橋三郎、大野裕監訳)医学書院
(2)MSDマニュアルプロフェッショナル版(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル)