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パニック症の情報とメールカウンセリング

パニック障害とカウンセリング
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パニック発作を伴うパニック障害はクライエント当人にとってはとてつもなく不安を増強させる体験になります。
DSM-5ではパニック症と呼ばれるようになっています。
乗り物を途中下車することになったり、買い物で並んでいたレジで不安が強まりいたたまれなくなったり・・・。

パニック症に対しての感想

「その時は死んでしまうような気がして、じっとしていられなかった。」
「もう二度とパニックになりたくないから、その場所には行かない。」
「きっと次も同じ様にパニックになるから、家から出たくない。」
「何をやっても治らないと思う・・・。」

パニック発作を経験した方の言葉です。
こうした言葉からどれだけ強い不安感を生じさせているかが伝わってくることでしょう。

パニック症のきっかけ

パニック症になるきっかけは、日常生活の些細な出来事に対して負の感情を生じさせた体験であったり、災害などに巻き込まれて発症したりときっかけとなる要素はいろいろと考えられるものです。現在は経済的な不安や気候変動による災害の増加、どこでも犯罪に巻き込まれてしまうような環境など、不安を感じさせる環境が社会的に作り出されていますので、誰であっても強い不安を感じるもので、不安障害に繋がりやすい環境とも言えるのかもしれません。

パニック症へのカウンセリング

このパニック症に関して、認知療法は有効な手段とされています。メールカウンセリングにおいても認知療法的手法によってアプローチすることが出来ます。
不安記録表などを作っていき、カウンセラーとそれをもとに話し合っていきながら、どんな思考によって不安を生じさせているのかを見つけ出し、思考を再構築することが出来る事でしょう。

不安を感じる事に対して、「不安を感じなくても良い」と頭で分かっていながらどうしても不安になってしまう・・不安を打ち消すためにある動作を行い続けてしまう(強迫行為)など、お一人では抱えきれないほどの不安を感じるものです。一人で抱えてしまうことで不安に対処できなくて、さらに不安を感じてしまうという悪循環を生み出すこともあります。ですから、不安を抱えているならその不安を心から取り出してあげるイメージでご相談にお越し頂ければ嬉しく思います。一人で抱えられないものをカウンセラーと二人なら抱えられる、その体験によって心は自信を取り戻し、心の不安を軽くしてあげられます。

メールカウンセリングではカウンセラーと共に不安によって現実に起きている出来事などにも向き合っていくことが出来ます。生活の質を向上させていきましょう。

【参考文献】
(1)DSM-5精神疾患の分類と診断の手引 2020年(高橋三郎、大野裕監訳)医学書院
(2)MSDマニュアルプロフェッショナル版(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル)