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うつ病と顔つき

うつ病と顔つき

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うつ病に気づく上で、”顔つき”という表情から分かることがあるのでしょうか。「あの人は暗い表情だからうつ病になったのではないか」「表情の変化がないから心の問題を抱えているではないだろうか」・・・など、表情から人の心の状態を知ろうとすることがあるかもしれません。

顔つきでうつ病だと判断できるか

本当に表情でうつ病かどうか分かるのでしょうか・・・・。

結論から言うなら”分かることもあれば、分からないこともある”ということになります。煮え切らない答えかもしれません。

なぜそのようにしか言えないかと言うと、”うつ病だからこういう表情になる”という診断的な変化はないからです。
それでもうつ病の方の表情はどこか暗い表情をしている・・・ということも感じられることがあるかもしれません。(個人差があります。)
どのように説明できるのでしょうか・・・。

この点は、うつ病の症状を考えると理解することが出来ます。
例えば・・・・

といったうつ病で生じる事のある症状を感じているとします。それぞれの症状は誰もが少なからず経験されたことがおありだと思いますが、皆さんはその際どのような表情になるでしょうか?

誰もが眠れない状態で朝目覚めてしまうと、目が重くうつろな表情になってしまいます。
何か好きだったものに興味がなくなるなら、脱力するような顔の筋肉の使い方が変化しているものです。
疲れが取れず元気が出ない時、誰しも顔に活力が無くなり、ため息も出やすくなるものです。

こうした症状の事を考えてみると、うつ病だからこのような表情になるということではなく、症状ゆえに顔つきが変わることがある・・・と考えていくことが出来ます。

うつ病のサインとして気づいてあげる

自分自身の顔つきについて、自分ではなかなか”いつもと違う”と判断するのは難しいものです。そして、顔つきは人それぞれですから、全くの他人が人を断定的に判断することは出来ません。カウンセラーであってもです。それゆえに、身近な人やご家族は「普段と表情が違う」と気づいてあげることができます。この表情はうつ病の症状が出ているサインではないか・・・と注目してみてあげると、早期発見・早期治療に繋がるものです。

メールカウンセリングと表情

メールカウンセリングはうつ病の方に対しても有効なものです。それでも、当然メールでのやり取りですから表情を見て、情報を読み取っていくことは出来ません。それはメールカウンセリングのデメリットになるのは事実です。ただ、それを補う以上の”メールだから話しやすい”というメリットがあります。対面カウンセリングでは思ったことを話せないという方が「メール相談だと何でも話せていつでも思ったことを話していける」と言われる方がほとんどです。またメールだから「ちょっと相談してみよう。」と気軽に相談もしていただけます。

ルームRESTのメールカウンセリングは無料体験から始められますので「試しに受けてみよう」と気軽にお申込み頂きたいと思います。

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(1)DSM-5精神疾患の分類と診断の手引 2020年(高橋三郎、大野裕監訳)医学書院