「心の傷」という言葉は最近では誰もが口にするような、一般的な言葉となってきています。心に注目できるという意味では、この言葉を発しやすくなっているというのは良いことなのかもしれません。実際に何らかの心に負担がかかった時に、誰にも話せない・・・自分の中だけに留めておかないといけない・・・と感じるのは苦しいものです。
どのようにこの「心の傷」を癒していけるか
まずこの語の定義を考えてみると多くの辞書では「心的外傷(トラウマ)」と表現されていて、肉体的あるいは精神的に衝撃(外傷的出来事)を受けた時に、長い期間に渡って影響を受ける事、それもネガティブな影響を受ける事として定義されていることが多いものです。
この定義のなかでの”衝撃”とは、どの程度の事を言うのでしょうか。人によって衝撃を受ける感覚は違うものかもしれません。大きな災害に巻き込まれた時あるいは巻き込まれそうになった時。犯罪に巻き込まれた時あるいは巻き込まれそうになった時。失恋した時、愛する家族を亡くした時・・・・様々な”衝撃”を思い浮かべられるものです。
ただ、それら思い浮かべられる出来事を並べてみて、誰もが同じ程度の衝撃を受けるかと言えばそうでもありません。つまり言いたいことは、人によって心に受ける衝撃度合いは違っているのです。同じ出来事を同じ場所、同じ程度受けたとしてもです。
ですから、Aさんが受けた「心の傷」を生じさせた出来事に対して、Bさんが”そんなことで”と思うことは決して出来ないということを覚えておくことが出来ます。このことを覚えておくなら、癒してもらいたい側の人は気持ちや感情を話しやすくなります。癒す側の人は親身になり寄り添いやすくなります。心の傷を癒す上で、基本となることですので覚えておくのは良いことです。
”時間が解決する”というのは事実でしょうか・・・。確かに時の経過とともに忘れる事も出てきますが、単に時間が経過するだけでは多くの場合「心の傷」は消えるものではないのかもしれません。どのように時間を過ごしていくか、心を労わりながら、心の発したいと思う気持ちをどのように表現していけるか、周囲に頼れると感じられるサポートがあるか・・・・このような要素によって「心の傷」は癒されていくものです。
メールカウンセリングで心の傷を癒すということ
カウンセリングは心を労わる事・心の発したいと思う気持ちを表現する事・頼ることの出来ると感じられるサポートとなることの分野で有効に活用されるものです。そして、その中でもメールカウンセリングは「いつでも思いを発せられる」ということや「こんな気持ちを話したらいけない」と感じることを話しやすいツールとなりますので、心の傷を癒すことに対してとても有効に活用頂けることでしょう。
ルームRESTでは無料体験から始められるメールカウンセリング専門心の悩み相談室ですので、より一層の安心感を持ってはじめて頂けます。