2024年4月より料金を改定しております。全ての方がよりメールカウンセリングを受けやすい料金プランとなりました。

摂食障害の情報とメールカウンセリング

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摂食障害とは、何らかの器質的疾患やうつ病など精神疾患に起因するものではない、精神的な原因によって食行動の異常をきたすものです。

摂食障害の種類

食べないことによって極端な痩せを主な徴候とする神経性やせ症(anorexia Nervosa):周りから見ると十分に痩せているように見えても、本人は痩せようとダイエットを続けていきます。極度の体重増加への恐れを感じているものです。
むちゃ食いを主な徴候とする神経性過食症(Bulimia Nervosa):大量の食糧を一度に食べ続けるというもので、他の人からするととても食べられる量ではないものでも、嘔吐しながら食べていくほどです。

発症年齢としては10代後半から20代前半にかけてピークとなりますが、最近の臨床印象では低年齢・高年齢でも多くなっている印象があるものです。
男女差は1:20で女性が多いのも特徴的。
痩せることへの美意識。ダイエットの風潮が影響していることも考えられます。

原因

原因はまだはっきりと断定されていませんが、心理的な要因であったり体の不調であったり、幾つかの要因が重なり合って発症することが多いようです。
治療としては、まず治療への意欲を高める事。認知療法や行動療法や家族療法などがある。

摂食障害とメールカウンセリング

メールカウンセリングでは、まずはしっかりと現状の食習慣についてお尋ねしていきます。そして、食習慣の改善や、生活上のストレスも関係している事が多いですので、そのストレス対策も行っていきます。
食生活をすぐに変えていくことは、臨床経験上難しいと感じる方が多いものです。ですから継続的な援助をしながら”共に取り組む”意識をクライエントと持っていく信頼関係も築いていきます。
また、食生活の変化という分野を考えると可能であればご家族にも協力して頂けるなら、食習慣の変化に取り組みやすくなります。
同時に、認知行動療法などで思考パターンの変化も試みる事で効果を上げていきやすくなるものです。

摂食障害は命の危険を伴う障害ですから、軽く見ないように治療に繋げていきましょう。

【参考文献】
(1)DSM-5精神疾患の分類と診断の手引 2020年(高橋三郎、大野裕監訳)医学書院
(2)MSDマニュアルプロフェッショナル版(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル)