2024年4月より料金を改定しております。全ての方がよりメールカウンセリングを受けやすい料金プランとなりました。

アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)とメールカウンセリング

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アスペルガー症候群については、少し前から”アスペルガー”という名前が知れ渡っている症候群です。アメリカ精神医学会の診断マニュアルではこの症候群については取り上げられず、自閉症の部分で幾らか症状などが取り上げられています。
DSM-5においてはアスペルガー症候群という言葉は使われなくなり、自閉症スペクトラム症(ASD)にまとめられています。

ここでは、以前に”アスペルガー”と呼ばれていたものを中心に取り上げています。

対人関係においての問題が表に出てきますが、これまで考えられていた基準があいまいでもあり軽い印象で”アスペルガー”という言葉が使われているようにも思われます。
しかし、軽くこの言葉を使われるなら言われた側にとっては心の傷となりかねないものでもあり、慎重に言葉を発する必要もあるものです。
たとえば、集団行動が出来ないと感じる相手に対してであったり、個性の強い相手に対してすぐに「アスペルガーではないか」というフィルターをかけて付き合ってしまうなら、本人にとって疎外感を感じるだけの付き合いとなってしまう恐れがあるわけです。

原因と印象

自閉症の原因についてはまだ解明されていないと言える状況です。脳の先天的な異常が要因というものや遺伝的な要因など、研究されていますがまだ特定はされていないのです。

知的レベルが劣っていない場合”変わっている人”という印象を与えているかもしれませんが、当然本人とすればそういう思いはなく、むしろどのように人と付き合ったらよいのだろうかと悩んでいることも少なくありません。何をやっても上手くいかない・・・そう感じているなら尚更人に対して心を閉ざしてしまい、”変わった人”という印象を増し加えてしまうという悪循環を生んでしまうものです。

アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)へのカウンセリング

何か分からないけれど人間関係が上手くいかない・・・興味が固執している・・・空気が読めていない・・・そうした点で気になるなら相談を受けることをお勧めします。カウンセラーは味方であってどのように人と付き合っていけるかを共に考えていく仲間です。
治療は精神症状を抑えるために薬を服用したり、心理療法も平衡しておこなうことも出来るでしょう。

メールカウンセリングでは、ストレスケアを中心に、ストレスとなりうる状況を想定したり、現在感じているストレスをケアすることを考えたり、アスペルガーと言われる症状から生じている人間関係のもつれをほぐしていくことを中心に取り組んでいくことが出来ます。

メールカウンセリングで状況や気持ちを話していくことで客観的な視点を持つことにも繋がり、”空気を読む”力を養う訓練ともなっていきます。

【参考文献】
(1)DSM-5精神疾患の分類と診断の手引 2020年(高橋三郎、大野裕監訳)医学書院
(2)e-ヘルスネット 厚生労働省(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-005.html)