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妄想とカウンセリング

公開日: : 最終更新日:2015/02/06 心の病 ,

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妄想という言葉はよく使われるものである。軽い気持ちで相手に対して「それは妄想だよ」と言ったりする事もあるだろう。
しかし、カウンセリングに相談に来られる方の妄想と言うものは、そうした軽さを感じるものではなく、強い確信の伴ったもので、周囲から否定されても訂正する事が出来ないほどの確信を持ってもっている。病識がない、ということになる。
周囲からするとその訴えは、論理的ではなく納得いかないものである。

ただそれが妄想かどうかはカウンセリングの中でその患者の生育歴や文化、所属団体等を考慮に入れる必要もある。
例えば、地球が丸いというのは現在誰もが分かる事実だが、宇宙に人が行く前の時代、地が丸いと言う科学的証明がなされていない時代の人たちが、「地球は平らだ」・・・と言ってもそれは妄想とはならない。

また、記憶障害や痴呆が疑われる場合も”妄想”とは切り離して考える必要もある。

患者にとって妄想は「正しく」、周囲に分かってもらおうと努力するものである。それを分かってもらえない時に、イライラしたり、落ち込んだり、憂うつになったりする。

メールカウンセリングにおいては、患者の訴えをまずよく聴くことが必要になってくる。そして、患者は自分の妄想を正しいものとして訴えてくるので、何が正しく、何が妄想の部分かを明確にしていく必要もある。
そして、先にも述べたが、多くの場合訴えは論理的ではないので、カウンセリングを通して論理的な思考が出来るように、思考へのアプローチを行っていく。それと共に、現在の生活上の適応できていない部分を修正し、生活に喜びを感じられるようにしていく。

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