2024年4月より料金を改定しております。全ての方がよりメールカウンセリングを受けやすい料金プランとなりました。

恐怖症へのメールカウンセリング

メールカウンセリングルームRESTのLOGO

生活している環境の中で一般的に危険でも脅威でもない状況や対象に対して、極度の恐怖を感じ自分でも合理的でないと思いながらも恐怖を感じ続け、その場面や対象を避けようとしてしまう。こういう状態を恐怖症と呼ばれる。

DSM-5では限局性恐怖症や広場恐怖に分類されるものが多い。

恐怖症の種類

この恐怖症と呼ばれるものはさまざまな場面や対象で生じてくるものです。
場面恐怖・外出恐怖(家の外に出られない)・対人恐怖・高所恐怖・密閉恐怖(エレベーターや乗り物に乗れない)・疾病恐怖・動物恐怖・不潔恐怖・・・など。
それぞれの場面で感じる恐怖感というものは、じっとしていられない思いやその場から逃げ去りたい気持ち、二度とその場面に遭遇したくないという強い気持ちや、時にはパニックを起こすほどの強い感情を生じさせてきます。

日本人で臨床上多いのは、対人恐怖のように感じられます。”人見知り”と呼ばれる程度なら、だれしも持っているものですが、視線を強く感じる視線恐怖・自分に注意を向けすぎてしまう醜形恐怖や自己臭恐怖などに悩む方も多いものです。

恐怖感を受け止める

恐怖症は本人が何に恐怖や不安を感じているかをしっかりと聞いてあげる事で、本人の心を楽にしてあげることが出来ます。
周囲の人にとって対象となるものは全く恐怖に感じるものではないかもしれませんが、本人にとって恐怖と感じているのは事実です。その事実を同情を持って聞き取りながら、苦しい思いを知ってあげること・・・これだけでも救われる気持ちになる事があります。

ご家族などにとっては本人の強い恐怖感からくる行動によって、幾らかの生活の不便さを感じる事が生じることもありますが、共に恐怖症に向き合って恐怖感などを受け止めてあげられると、本人の行動にも変化が現れてくることがあるものです。

恐怖症へのカウンセリング

恐怖症は強い思いを持って取り組んでいく必要があります。それで強い思いを持続させながら取り組む上で、カウンセリングや専門家の助けを得ることも大切になってきます。メールカウンセリングを通して、何が恐怖と感じているか、どういう場面で恐怖を感じるか、その時の感情や身体変化などに注目していきながら、実際には恐怖を感じる必要がないことを心に訴えていくアプローチをしていきます。
ただ、人によって症例は違いますので、同じアプローチでメールカウンセリングを進めることはありません。スマホなどのモバイル端末などからいつでも恐怖感や不安感を話せるため、メールカウンセリングは効果的に活用して頂けるでしょう。

【参考文献】
(1)DSM-5精神疾患の分類と診断の手引 2020年(高橋三郎、大野裕監訳)医学書院
(2)MSDマニュアルプロフェッショナル版(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル)